平成29年分の相続税の申告の状況が公表されました。
長野県で平成29年中にお亡くなりになった方は25,665人(平成26年24,751人)、このうち1,769人(平成26年810人)の方が相続税の課税対象となりました。課税割合は6.9%(平成26年3.3%)となっています。
税制改正により平成27年以降にお亡くなりになった方から、相続税の基礎控除が改正前の6割に引き下げられたため相続税の課税対象となる方が増加しました。
<基礎控除>
改正前(平成26年まで) 5,000万円+1,000万円×法定相続人の数
改正後(平成27年から) 3,000万円+600万円×法定相続人の数
相続税の課税割合(平成29年分)
全 国 8.3% (平成26年4.4%)
長野県 6.9% (平成26年3.3%)
上記の課税割合は、平成29年中にお亡くなりになった方のうち、相続税の納税が必要だった方の割合になります。
相続税の申告はしたが、小規模宅地等の特例の適用などにより、相続税の納税は必要なかった方を含む相続税の申告割合は、下記のとおりです。
相続税の申告割合(平成29年分)
全 国 10.7%
長野県 8.4%